空き家とリスク
2022年11月03日
空き家とリスクについて
当社へご相談いただくお客様で「空き家」を所有していてとても悩んでいる方が多くいらっしゃいます。
□定期的に見に行くのが大変だ
□固定資産税がもったいない
□不用品がたくさんあるけどどうすればいいのかわからない
□実家を相続したけど持ち家があるからどうすればいいかわからない
□隣の家に迷惑を掛けたくないけどどうすればいいのかわからない
などなど
お悩みは多種多様にあり、お客様の空き家に対する想いも様々です。
しかしながら、空き家を放置することはとてもリスクがあります。
今回のブログでは、「空き家とリスク」についてお話致します。
リスク① 建物の劣化
適切に管理をしていかなければ、外観も内部もびっくりするくらい急速に劣化していきます。
その結果、外壁材や屋根材等の飛散・落下、内部では床が抜ける等の可能性が高くなります。
なぜ、建物の劣化が早くなるのか・・・
劣化が早まる原因は以下のような内容が挙げられます。
<換気ができていない>
人が生活していれば、窓を開けたり、ドアを開けたり、自然と換気が行われます。
一方、空き家の場合は、人が入れないように窓やドアを閉め切っているため、室内の換気が全くできず、空気や湿気がこもってしまい、カビも繁殖しやすくなります。特に木造住宅では、カビや湿気は木材を腐らせてしまう原因となりますので、換気ができない場合には劣化しやすくなります。
<修繕されない>
人が生活していれば、定期的に塗装をしたり、何か不具合があった場合は修繕しますが、空き家の場合は、そのまま放置されます。
放置すると外壁が劣化・損傷し、雨漏りによる天井や床の腐食などの可能性が高まります。
<建物の劣化と損害賠償>
建物の劣化を放置し、もし隣地の建物や人に危害があった場合、損害賠償に発展する可能性があります。
その場合、数百万円~数千万円に及ぶ可能性があると試算されております。
リスク② コスト
空き家は所有しているだけで固定資産税や水道光熱費、火災保険などがかかり、年間コストは数十万円にも及ぶ可能性があります。
また、遠方に所有している場合、交通費等の負担も大きくなります。
実際にざっくりどのような費用がかかるかは下記の通りです。
□火災保険
□水道光熱費 ※月約数千円ほど
□固定資産税・都市計画税 ※土地の大きさ・建物の規模等によりますが、数万円から数十万円ほど(評価により異なる)
□修繕費用 ※建物や塀等に損傷があり、周りに危害を与える可能性が場合、修繕する必要があります。数百万円になる場合も
□マンションの場合は管理費・修繕積立金 ※マンションの場合、管理費や修繕積立金が毎月発生します 数万円ほど
□庭木の剪定費用等 ※草木が繁茂し、隣地へ越境した場合等 数万円から数十万円
□人件費・交通費 ※空き家を管理するために現地に行ったり、作業をする時間を時給として換算すると・・・
これらの費用より、年間もし20万円かかっていた場合・・・10年空き家を保有していると200万円ほどのコストとなります。
リスク③ 地域環境の悪化
空き家を放置すると、近隣の方へ下記の問題を発生させ、近隣問題へと発展していく可能性があります。
□害虫・害獣による悪臭等の発生
□雑草・樹木の繁茂による越境問題
□不審者の不法侵入・犯罪の誘発
□不法投棄など
空き家は早めに今後について考えることが大切です。
空き家を所有することになった場合、「再活用(リフォームして住むなど)」「とりあえず管理する」「売却する」などなど・・・今後どのようにするか早めに考えることがとても大切です。
ハウズ不動産は、同じ敷地内に「ハウズリフォーム」というリフォーム部門も併設しており、お客様の様々なご要望にお応えすることが可能です。
また、空き家となる問題の一つに相続が絡んでいることが多数あるため、司法書士、税理士、土地家屋調査士等、各専門家とも連携しております。
空き家を所有することが決まったら、まずはハウズ不動産までお気軽にご相談ください。
ハウズ不動産
お問合せ(フリーダイヤル) 0800-200-0210
Email:housing-bank@okazaki-seizai.co.jp